プロントの女
嫁です。
おとといの夕方、携帯の機種変更をした帰り、
新しい携帯電話を早くいじりたくて我慢できずに、
魚町のプロントに入った時に遭遇した女の話。
25、6歳ぐらいかな?
私から4~5mぐらい離れた席にひとりで座っていて、
携帯で誰かと話している。
「 うんうん・・・だけ、〇日がよかったんやけど、その日は仏滅やけ、
その次の週の〇日にしようと思っとんよ、
だけお父さんの予定、聞いとって 」
あー、結婚式の日取りか。
家族に予定を聞いてんだな。
・・・って、本当に最初はその会話が、何気なく耳に入ってきただけだったんですよ。
で、その身内らしき人との電話を切って、また別の誰かと話をし始めた。
「 もしもし、あたし。忙しいんやろ?ごめんね。
・・・・・なんかさ、〇〇怒ってない?
いや、なんか怒っとんやないかなと思って・・・それならごめんね・・・
いやね、あたしの結婚が急に決まったけっちいって、
〇〇とはいがみ合って終わりみたいのは嫌なんよ・・・
あ!ごめん!きらんで!きらんで聞いて! 」
? 何だ??
! 略奪愛? 親友の彼と・・・的な?
「 〇〇には本当にやさしさいっぱいもらったし、感謝しとんよ、まじで。
〇〇のためならなんだって出来たし、最悪殺されてもいいと思っとった・・・」
? 元彼か?
にしてもなんだかおだやかじゃないなぁ。
「 でもね、あたし、守らないけん大切な人ができたんよ・・・ 」
ほうほう、結婚する相手のことやね。
「 でね、〇〇がいろんな意味で怒っとって、
あたしの大切な人のキャリアに傷をつけるようなことを、
もしされたりしたらマジで困るんよ・・・
だけそれだけ言っとこうと思って・・・。ほんとごめんね。 」
キャリア・・・?
ふーん、よくわからんけど。
「・・・うんうん、あ、そうそう、入籍する日がきまってさー、
おおみそかにしたんよ。
年がかわるかかわらんか、ぎりぎりに出そうと思って。
おもしろくない? 」
いや別に。
「 うんうん・・・うんうん・・・
じゃほんとに今までありがとね、いろいろ。
じゃ〇〇もがんばってね・・・うん、じゃーねー。 」
と、まぁざっとこんな感じの内容で、電話は切られた。
・・・なんかよくわかんないですけど、おっそろしーい女だな、君は。
こんな人とうっかり結婚しそうになっちゃってる男性、お気の毒~。
しかし、世の中にはいろんな人がいるもんですねぇ。
ちなみに私、この間、
最新の携帯におーすげー!とかいって感動しまくりで、
きっとプロントの店員にも
「 あの人ずっと携帯いじってんなぁ 」
って思われてたはずってぐらい携帯に夢中だったんですけど、
だから盗み聞こうとか全っ然思ってないんですけど、
もうめちゃくちゃ地獄耳で。
もう昔っから。
ぜ~んぶ耳に入ってきちゃうんですよ~。
ほんと、不思議。
は!?・・・・・どっちがおそろしいって
私の方が全然おっそろしい女ではないか!? がーん。
あーびっくりした。
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